350タイプ-医薬品遺伝子検査


はじめに

ファーマコゲノミクス(PGx)検査では、あなたの遺伝子が処方薬に対してどの様な反応を示すかを明らかにします。PGx検査を受検することで、主治医はあなたに最適な処方を調製する助けを得るでしょう。

医薬品を摂取したときの身体の反応は、様々な因子によって決まります。例えば、性別、体重、年齢、食生活、他の薬剤、治療状態、そして、曝露されている喫煙などの環境因子です。

遺伝子の構成は大きな影響を与えます。実際に、医薬品に対する反応の95%は遺伝因子によって決まります。遺伝子はDNAの一部であり、DNA内の変異があなたを唯一の存在にしています。あなたが父親と母親それぞれから受け継いだ異なる遺伝子が、あなたの目の色から、医薬品を如何に早く処理または代謝するかまでを決めます。

遺伝子によって、体内での医薬品の分解が遅すぎたり、早すぎたりします。遅すぎる代謝は、医薬品に体がさらされる期間が長すぎ、結果的に副作用(ADR)へ繋がります。また、早すぎる場合、効能を全く得ずに代謝されてしまいます。


Rainbow GenomicsはOneOme 社(米国ミネソタ州ミネアポリス)と共同で活動することで、網羅的で臨床的に対応可能なファーマコゲノミクス検査を患者および医師に提供します。OneOme RightMedファーマコゲノミクス検査。通常の臨床ケアにファーマコゲノミクスを導入するために、OneOme社はMayo Clinicとの共同開発および独占ライセンス契約を結んでいます。OneOme RightMedファーマコゲノミクス検査は、現在、Mayo Clinic Center for Individualized Medicineや、他の多くの世界中の病院やクリニックにおいて採用されています。


OneOme® RightMed® test

医薬品への反応の多様性や感受性 (1) には、遺伝的因子が95%関与しています。言い換えると、ある医薬品が特定の個人に対して、如何に効くか、あるいは効かないかは遺伝的因子に関わります。

近年の研究では、90%以上の患者が、医薬品への反応 (2, 3) に関係する臨床対応が可能な遺伝子変異を保有していることが確認されています。RightMed検査では、患者が受け継ぐ遺伝子変異の内、どれが薬品への効果や代謝に関わる物かを予想し、各患者に対する個別の助言をいたします。

OneOme RightMedファーマコゲノミクス検査は、患者個人の遺伝子が医薬品に対する反応にどのように影響するかを検討する費用対効果の大きいソリューションです。OneOme社では、医師と患者がより精密で効果的な処方を判断できるように、個人の遺伝子情報を解析し、裏付けのある臨床検査レポートを提供をします。

RightMed検査では、22遺伝子、340以上の一般処方薬、および28の健康状態をカバーします。


検査内容

来診時にあなたのDNAサンプル採取は、医師がOneOme RightMed®ファーマコゲノミクス検査の綿棒で、口内を軽く擦る「頬スワブ」によって行われます。サンプルは、OneOme社のCAP(College of AmericanPathologists;米国病理学会)認証、さらにCLIA(Clinical Laboratory Improvement Amendment;臨床検査改善修正法案)認定された臨床検査ラボに送られます。検査、解析、臨床検査結果の発行は、OneOme社の臨床チームによって行われます。


この遺伝子検査が適している方

OneOme RightMed検査は誰にとっても有益です。検査結果は、生涯を通じて利用することが可能で、様々な健康状態に対してより良い処方薬の判断をする助けになります。RightMed検査は誰にとっても有益であり識見を深めることが可能ですが、特に下記に対応する方には大きな意味があるでしょう。

  • 副作用を伴う薬を利用している方

  • 複数の処方箋が出されている方

  • 薬が効かない方

  • 目に見えない健康状態に対する医薬品を利用している方




医師の発注が必要な検査です