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Daniel C. Siu MS(科学修士)、MBA

CEO, 創業者

Daniel C. Siuが2016年にRainbow Genomics社を創設しました。この会社設立に至るまで、遺伝学と生命科学の分野で、28年間、事業を行ってきました。

同社を設立する前に、Daniel C. Siuは、2013年に米国およびアイスランドに拠点を持つNextcode Health社を共同設立しました。同社は、臨床バイオインフォマティクスおよび「ビッグデータ」を扱う企業です。Daniel C. Siuは同社で海外販売およびマーケティングの担当副社長を務めました。Nextcode社は、創業わずか1年後の2015年に6,500万ドルでWuXi Apptech社に買収されました。

2011年には、Daniel C. Siuはアメリカを本拠としたAxeq Technoligies社をMacrogen社の会長と共同設立しました。同社は世界規模で次世代シーケンシングサービスを提供しています。この会社で、Daniel C. Siuは執行副社長を務めました。AxeqTechnoligies社は急速に有力企業に成長し、その後、Macrogen社と合併して、200以上の主要顧客を親会社に拠出しました。Macrogen社は現在、世界最大のDNAシーケンシングサービス会社となっています。 

2005年から2011年の間に、deCODE Genetics社のマネージングディレクターを務め、米国とアジアの両方の市場で有力な位置で遺伝子サービス事業を運営していました。そして在籍期間に、日本、香港、中国において、世界初の消費者向け遺伝子検査、「deCODEme」を導入しました。2006年から2010年の間、deCODE社は米国、ヨーロッパ、アジアの100以上の医学部および国立研究機関にゲノム関連研究(GWAS)サービスを提供する世界的な市場の牽引役を果たしました。

1989年から2005年の間、Daniel C. SiuはBeckman Instruments社、Dionex社 、Ingenuity社、Applied Biosystems社等でのプロダクトラインマネージャーや取締役を務めました。1990年には、DNA解析用の最初の自動システムであるBeckman社のP/ACE 2000キャピラリー電気泳動システムや、ABIの3700 Genetic Analyzerのソフトウェア製品ラインを立ち上げ、2000年のヒトゲノムプロジェクトの完成に貢献しました。

Daniel C. Siu はオースティンのテキサス大学で分子生物学の学士号を取得し、ミネアポリスのミネソタ大学で生物無機化学の修士号、サンフランシスコ州立大学からMBAを取得しています。


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岡崎康司、M.D., Ph.D.

最高医療責任者

岡崎博士は、日本で、家族性疾患や腫瘍のケアのための精密医療と次世代シーケンシング検査の先駆者であり、現在もこの分野をリードし続けています。現在複数の拠点を持ち、活動しています。

順天堂大学大学院医学研究科難治性疾患診断・治療学研究分野分野長・教授、ならびに難病の診断と治療研究センター長を務めています。

また岡崎博士は、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター機能性ゲノム解析部門ゲノムネットワーク解析支援施設施設長として、DNAシーケンシング研究を率いています。

さらに岡崎博士は、埼玉医科大学ゲノム医学研究センター客員教授も務めています。

岡崎博士は、小児科や救急新生児治療に全エクソームシーケンシングを応用し、また腫瘍プロファイリング用のがんパネルシーケンシングを行うなど、臨床医療にゲノム技術を用いる日本のパイオニアです。彼はまた、日本人患者を対象とした多発がんのスクリーニングのプロジェクトを牽引しています。岡崎博士は、日本のメディアや企業から、精密医療の現状と日本の社会への影響について頻繁にインタビューを受けています。

岡崎博士は、岡山大学医学部でMDを取得し、大阪大学大学院医学研究科で博士号を取得しています。